カンジダ治療にかかる費用
カンジダ症を発症し、病院で治療を受けるとなると気になってくるのが費用がいくらくらいかかるのかということでしょう。
健康保険が適用されるのかどうかによって治療費は大きく変わってきますが、原則的にはカンジダ治療には保険が適用されます。
保険適用の場合は3割負担で済みますので、初診料、診察料を合わせて3000円から5000円程度に、検査代や薬代が別途かかって合計で1万円前後が一般的な相場となります。
ただし、症状の程度や治療法によっては保険が適用されない場合もありますので、事前に確認をしてから診察を受けた方がよいでしょう。
またカンジダ症は、もともと体内に存在する菌が原因で引き起こされるため、完治が難しく再発を繰り返しやすい病気です。
もしも、症状が治まったからといって医療費の負担を減らすために治療の途中で通院や薬の服用をやめてしまうと、またすぐに再発してしまうこともあります。
再発を繰り返すことで薬に耐性がついた菌が出来てしまい、治療が長引いてしまうリスクが出てきますので、自分の判断で治療を止めることはせずに医師の指示のもと、最後まで治療を受けるようにしましょう。
それがひいては費用の負担を減らすことに繋がるはずです。
唇にも出来るカンジダ
唇の端に亀裂や炎症ができる症状が、カンジダ性口角炎です。
唇尾両側にある溝から唾液が漏れて、皮膚や粘膜膜が濡れ柔らかくなるとカンジダ性口角炎になりやすくなります。
また、長年義歯を使用している方もかみ合わせが悪くなることが原因となり、唇に義歯が折れ込んでしまい唾液が溜まってしまうため、発症しやすくなるのも特徴です。
治療は、抗真菌薬を服用しますが、薬を飲んで症状が治まっても、再発を繰り返してしまうこともあるため注意しなければなりません。
口腔カンジダ症を根本的に治すためには、口の中を清潔にすることが大切です。
また、口腔内を消毒液で清潔にする方もいますが、ヨードや抗生物質などアルコールの含むものを長期間使用するのは避けましょう。
さらに、唾液には重要な働きがありますがムチンと呼ばれる成分には、食べ物などで粘膜を傷つけないようにする働きがあります。
唾液の酵素でもあるリゾチームやラクトフェリンを摂り入れることで、細菌や異物を洗い流して口の中を清潔にする効果もあるので、カンジダ性口角炎を改善することもできます。
また、唾液咬筋酵素を配合している口腔化粧品などを使用することも早期に辛い症状を和らげることができるのでお勧めです。